入社動機は?
大学時代、学園祭の実行委員会に所属し、ライブやイベントの運営を経験したことから、エンターテインメント業界に興味を持つようになりました。といってもアニメーション製作会社で応募したのは、幼い頃からずっと好きな作品を製作している当社だけ。アニメ製作に関するスキルは持っていませんでしたが、当時は芸術職に製作進行職が含まれており、絵が描けない私にもチャンスがあると聞いてエントリーしてみました。東映アニメーションの作品は親子の枠を超えて次世代に受け継がれており、その点が素敵だと感じたのが入社を決意する後押しとなりました。
現在の仕事内容
担当作品を無事に納品するためにスケジュール調整を行うのが製作進行の役割。アニメーターや演出家など多くの役職と密に連携しながら全体の作業量を把握し、予定から遅れた場合は調整をかけて巻き返しを図っていきます。新人時代はテレビアニメ『ONE PIECE』を担当し、納品に向けて1話につき30名近くの方と調整を繰り返していました。以後は別作品に携わったものの、6年後に再び『ONE PIECE』に戻ったときには製作デスクを担当。具体的な製作進行業務は担当者に任せ、チーム全体のスケジュールを管理するとともに、対外的な打ち合わせ、外注先の確保、予算策定など多岐にわたる業務を担っています。
仕事のやりがい
すべての工程が終わり納品する際に、全員で喜びを分かち合う瞬間は格別です。「また一緒に仕事しよう!」とクリエイターから言葉をかけてもらえたときが一番嬉しくやりがいを感じます。私自身は自ら手を動かして何かを創り出す立場ではないものの、アニメーション製作に貢献できる実感もモチベーションにつながっています。ちなみに進行管理はクリエイターの成果物を真っ先に見ることができるので、誰よりも早く素晴らしい作画に触れられるのも密かな楽しみです。
チャレンジエピソード
『ONE PIECE』の製作デスクについたころ、ちょうど製作進行に多くの後輩が配属されたことから、人材育成に注力していました。1~2年目のフレッシュな子たちが悩みつつも楽しみながら作品を作っている様子は微笑ましく感じました。新人が初めて関与した作品がテレビで放映されて喜んでいる様子を間近にしたときは、当時の自分の姿を思い出します。大変な業界だというイメージを持つ人が多いですが、アニメ製作のやりがいに気付けば意欲的に仕事にチャレンジできるようになるので、育成する立場として新人をしっかりと支えていきたいと気持ちを新たにしました。育成上、心がけているのは、単なる伝達役で終わらせないということ。製作進行は連絡事項を伝える場面が多いのですが、相手が本当に理解しているのか確認しなければ、本当の意味での情報伝達にはなりません。そうした製作進行の根幹というところは丹念に繰り返して教えています。

⼊社後に感じたギャップ
入社前は過酷で張り詰めた空気でいっぱいなのだろうと思い込んでいたアニメ製作の現場も、実際は和気あいあいとした雰囲気の中で活発なコミュニケーションが繰り広げられていました。何気ない雑談を交わしているうちにインスピレーションを感じて製作に活かしていくという人も多く、だからこそ職場内の会話が非常に多い職場なのだと思います。
入社してから自身が成長したと感じるポイント
製作進行、そして製作デスクという職種は、多くの人の間に立って仕事をしていくことになります。クリエイターの一人ひとりが異なる想いを持って仕事に臨んでいる中で、その違いをしっかりと理解した上で、「この人にとっては、このやり方はストレスになる」「あの人はこうやって支えた方が喜んでくれる」というように、人によって接し方の視点を柔軟に変えられるようになったのは、入社してから一番成長したポイントだと思います。
今後、挑戦していきたいこと
現在は新作アニメの製作に向けて準備中で、製作費の必要予算の作成、スタッフの調整や確保などを手がけながら、安定して作品が作れるように環境を整えています。まずはこの作品を無事に世に送り出すのが当面の目標です。将来はクリエイターがよりいっそう挑戦できる環境作りに励みたいと考えています。例えば、現状は既存IPを用いた作品が主体となっていますが、オリジナル作品を送り出せたらいいなと思います。そのために土壌を整えていく挑戦を重ねたいですね。
東映アニメーションの海外展開について
アニメの海外需要は相変わらず伸び続けており、それと同時に海外視聴者の眼識も高まりクオリティのハードルがますます上がっています。そうした期待に応えるためにも、単にIPの強さだけに頼るのではなく、内容や絵の面白さ、話題性なども強く意識すべきだと考えております。ただし、“海外向けに作る”のではなく、“海外からも注目される”という意識は忘れないでおきたいと思います。
アニメがきっかけとなり、漫画原作のファンに
小学生時代に観た『金色のガッシュベル!!』です。アニメを見るにつれ、展開の先が待ちきれずにとうとうコミックを買い集めるようになりました。これをきっかけに、漫画単行本の収集が趣味の一つとなりました。
- 10:30
- 出社
- 進捗等の情報がメールやSlackで届くので、一つひとつを確認して返信します。
- 11:00
- 打ち合わせ
- 演出家の立ち合いのもと、外部アニメーターに対して作画を発注。製作上、社外クリエイターの協力を仰ぐケースも少なくありません。
- 12:30
- 昼食
- 東映撮影所の社員食堂に出かけます。日替わりなので飽きがこないのが嬉しいところ。迷ったらカレーライスを選べば間違いありません!
- 13:30
- 資料作成
- 現在、進んでいる新作の予算に関して、打ち合わせで使う資料をまとめます。
- 15:00
- 打ち合わせ
- 新作に関しての打ち合わせ。進捗状況を共有することで全員が同じイメージで進んでいくことができます。
- 16:30
- 各所確認
- 社内を歩き回りながら、各部署のクリエイターとコミュニケーションを図り、問題がないかを先回りして把握していきます。
- 19:00
- 資料作成
- 改めて予算案をチェック。月末には請求書確認などの事務作業が山のように控えています。



