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  • A.M.
  • 企画部 / 2016年入社
    商学部卒
  • 総合職
  • ※所属・業務は、2025年取材時のものです

入社動機は?

最初はエンターテインメント業界への就職は考えておらず、大学で学んだ会計学の知識を生かすために銀行などへの就職を視野に入れていました。しかし、企業を調べていくうちに「好きなものや事のために働きたい」という想いが強くなり、ドラマやアニメなど物語を生み出す場所への就職を考えていきました。テレビ局やアニメ製作会社、出版社のメディアミックス部門などを中心にエントリーした中で、最終的に東映アニメーションを選んだのは、幼少期に楽しんでいた『おジャ魔女どれみ』を製作しているなど、私にとって親近感のある会社だったのが決め手となりました。

現在の仕事内容

入社以来、企画部で『プリキュア』シリーズを担当しています。最初はアシスタントとしてプロデューサーのサポートをしながら現場を学び、4年目で初めて映画のメインプロデューサーを任され、以降、TVや映画の作品企画の立ち上げから納品までのすべての工程の責任者として仕事をしています。TVシリーズが始まる初期段階では過去作品を分析しながらテーマやモチーフ、方向性などを決定し、シリーズディレクターやシリーズ構成といったメインスタッフとともに作品を作り上げていきます。作品と連動した玩具も登場しますので、シリーズ企画段階からメーカーとの打ち合わせを行います。製作スタート後はシナリオやコンテ、デザインなどの細かい確認や、編集、アフレコ、ダビングといった製作作業の立ち合いの中で、シリーズとして伝えたい意図に沿うように調整を行っていきます。

仕事のやりがい

プロデューサーという職種は、プリキュアにおいては各シリーズに一人です。チーム内で同じ仕事をしている人がいないので、孤独を感じる場面も少なくありません。それでも製作や営業、宣伝などすべてのセクションを引っ張り、想いを一つにまとめようと努力を重ねているつもりです。アニメ製作は「ひとりではできない」ものです。それぞれがそれぞれの役割を果たすことで1つの作品が生まれる。作品への愛を共有するたくさんのスタッフと同じゴールに向かって走り抜け、一つのモノを形にしたときの達成感は格別です。そして、みんなで心を込めて作り上げた作品を、たくさんの子どもたちに見てもらい、愛してもらえるのが何よりのモチベーションとなります。

印象に残っているエピソード

プリキュア20周年を記念した『映画プリキュアオールスターズF』を公開した後、イタリアのルッカで開催されるイベントに参加しました。プロデューサーだけでなく、映画の監督やキャラクターデザイナーといった製作陣も一緒に出張したので強く印象に残っています。プリキュアの場合、まだまだ海外展開には開拓の余地があるのですが、その中でも集まってくれた現地ファンのみなさんの前で、製作者の目線からプリキュアの魅力を伝えることができて、海外展開の一つのきっかけを作ることができたのではと思います。この映画に関しては、日本での興行収入15億円の達成を目標に掲げていました。実は通常の興行期間内では惜しくも15億に到達できそうになかったのですが、関係者を巻き込んで復活上映イベント開催を企画しました。そのイベントが終わって控室で休憩していると、「15億超えました!」という一報が入り、その場にいた全員で万歳して喜んだことを覚えています。

⼊社後に感じたギャップ

プリキュアに関して驚いたのは「自由過ぎません?」と感じるくらい、制限がないこと。大切にするべきポイントはあるものの、新しい要素を自由にどんどん取り入れていくことができます。むしろ積極的に新しいことにチャレンジしないと疑問に思われるほどの風潮です。やりたいことに対して意志を強く持ち続け、実行していく姿勢を試されるというのが面白いところです。

入社してから自身が成長したと感じるポイント

プロデューサーの業務上、多様な立場の人たちと作品について議論していくことになりますが、私が一つの視点だけに凝り固まって意見を返してしまうのはよくないと思っています。ストレートに自分の意見を言うのは簡単ですが、相手の立場によってはそれが必ずしも正しくない場合もあるので、相手の気持ちや立場を考えた上で言葉を発する習慣が身に付きました。まだまだ感情的になってしまったり、上手く言葉にできなかったりと課題は多いですが、対話する力は少しずつ培われてきたとは思っています。

今後、挑戦していきたいこと

「次のキャリアのためにこの仕事をしよう」といった感覚は一切なく、今の担当作品が一番やりたかったゴールだと思えるくらい、まっすぐに向き合っていきたいです。自分のキャパシティの範囲を超えたとしても、やりたいと思ったことは必ずやり遂げたいと思っています。あえて言えば、子どものころ夢中になっていたクルマのおもちゃを題材にしたアニメを、いつか作ってみたいという夢は描いています。

プリキュアの海外展開について

プリキュアについては今、海外担当チームがトライ&エラーを繰り返しながら普及に向けて頑張ってくれています。日本での展開以上のことを海外でも実践できるように、諦めずにチャレンジし続けるつもりです。また、会社の中には、海外にプロダクションを設立したり、海外クリエイターとの共同製作も進めているチームもいます。視聴者として楽しんでくれていた海外のみなさんが、ともに作品を作るパートナーとなっていくというのは、とても素敵だなと実感しています。

休日の過ごし方

どれみちゃん達の活躍がワクワクの原点

『おジャ魔女どれみ』は幼少期の私を作り上げたアニメ。毎週日曜日、テレビの前に体操座りをして鑑賞していたのを覚えています。あのときに感じた「憧れてワクワクして夢中になる気持ち」を、何十年も経った今も追い求めています。

  • 10:00
  • 出社
  • プロデューサーは裁量労働制のため出社時間は自由。朝10時前後にオフィスに出社して、まずはメールチェックから始めます。
  • 10:30
  • 納品チェック
  • 毎週作品の納品立ち合いがあります。納品チェックに立ち会って、作品に問題がないかを最終的に確認します。
  • 12:00
  • 打ち合わせ
  • 営業部からのメールをチェックしたり、打ち合わせに臨みます。ランチはコンビニご飯でさっと済ませてしまうことが多いです。
  • 13:30
  • 定例打ち合わせ
  • 監督をはじめとする製作のメインスタッフとともに、設定やシナリオなどの確認を進めます。スタッフとのコミュニケーションができる大事な時間です。
  • 14:30
  • 初号立ち合い
  • 納品物をスタッフに最終確認してもらう「初号」に立ち会います。ここでゴーサインが出れば、データをテレビ局に納品します。プリキュアは、初号後にプロデューサーとシリーズディレクターがその話数についての小話をする時間もあります(笑)
  • 15:00
  • 編集
  • 編集作業を見守りつつ、何か確認事項があったら、都度判断していきます。編集室には自分のパソコンを持ちこみ、並行して監修など別の作業を進めることも多いです。
  • 20:00
  • 事務作業
  • 編集が終わったら、上がっている絵コンテをチェックしたり、資料を作成したりと、デスクワークも行います。